見るから始まるいろいろなこと

外の情報の多くは視覚から入ってきます。

そのため、視覚の発達に滞りがあると、空間認知・記憶・運動・状況理解など、思っている以上に広い範囲へ影響が出ることがあります。 

 

また周囲の情報を得るには、首すわりの時期にしっかり周囲を見渡すことができていたかということが関わってきます。

 

 

◎目的のものを見逃す

  • なくしものが多い。
  • 探し物が見つかりにくい。
  • 忘れ物が多い。
  • 施錠など、やったかどうか不安になる。

  ↓

見えているものはすべて同じように見えているわけではありません。

よく見ようとすると、顔をそちらに向けます。

これは視野の中央でしか、詳細の情報を捉えられないからです。

  1. 視野全体を見る
  2. 注目すべきポイントに気づける。
  3. そのポイントに視点を焦点を合わせる。

単純ですが、見る為には大事なサイクルです。

 

<考えられること>

周辺視が弱い

視野全体を把握する習慣がないため、注目すべきポイントに気づけない。

 

注視過多

点でしか情報を追えていないので、目的のものを的確に視野の中央にうまく捉えられない。

 

 

◎動く物が追えない

  • 音読する時、行が飛ぶ。
  • チームプレイが苦手。
  • 球技が苦手。

  ↓

 

 首のすわる時期に頭部を動かさず、固定する姿勢が多かった場合、眼球運動が十分に育たないことがあります。

眼球運動が十分に育っていないと、眼球を支える外眼筋の収縮が追いつかず、周囲の動きについていけなくなります。

また空間認知も十分に育っていないので、距離感がつかみにくくなります。

 

 

 ◎周囲の状況がわかりにくい。空間認知

  • 呼ばれても気づかないことがある。
  • 直接言われないと、周囲の状況が理解できない。
  • 空気を読むということがわからない

   ↓

周辺視・注視や首すわりが十分に発達しなかったため、周囲の情報を得るという動作が少なかった。

(周囲を見渡すという動作が少なかった)

 

 

※共通する対応

視覚は「見る力」だけでなく、空間認知・記憶・運動・状況理解など、日常の多くの行動に関わっています。

 

困り感があるときは、「見えていない」のではなく、視覚の土台となる発達が十分に育っていないだけ かもしれません。

 

まずは、リラックスした状態で、首のすわりの動作をやり直すし整えていくことで、視覚の働きがスムーズになり、日常の困り感が軽くなっていく可能性があります。