「ちゃんと見たはずなのに!」
一度見た場所なのに、後からその場所から見つかった。
探した場所のすぐそばにあったのに気づかなかった。
まさに『灯台下暗し』
こんな経験はありませんか?
ちゃんと見ているつもりなのに、なぜこのようなことがおきるのでしょうか?
<物を探しているときの状態>
探し物をしている時は、集中して視野の中央の一点を凝視しています。
いわゆる『注視』の状態です。
このとき、視野の周囲はよく見えていませんが、中心のごく狭い範囲だけ、 詳細に捉えられている状態です。
<後から見つかるときの状況>
探すのをやめて緊張がゆるむと、視野全体をふわっと捉えられるようになります。
いわゆる『周辺視』の状態です。
細かいことは視認できませんが、違和感や動き・変化に気づきやすくなります。
<なぜ物が見つからないのか>
一生懸命探しているときほど、視野は中央に偏り、全体像がつかめなくなります。
私たちは「視野全体を均等に視認できている」と感じていますが、実際には中央のごく一部しか詳細な情報を認識することができません。
そのため、頑張れば頑張るほど、必要な場所を見落としてしまうのです。
<探し物をするときのコツ>
①一旦、落ちつく
探し物をしている時は、焦っていることが多いのではないでしょうか?
過集中になると、視野・視認できる範囲が極端に狭くなるので、逆に一旦、落ち着きましょう。
(急がば回れです!)
②全体を見る
力を抜いた状態のまま、視野全体をなんとなく見ます。
気になる場所や違和感のある場所を探します。
広い範囲を見ている時は、解像度は低くなりますが、自分にとって必要な情報をキャッチしやすくなります。
③気になったところ・違和感のあるところを見る
②で何か感じたところを探します。
④見つからなかったら、②③を繰り返す
②周辺視と③注視を使い分けることで、見落とすことが減ります。
<視覚の発達の問題点>
『一生懸命』が美徳とされがちなので、日常的に『注視過多な状態』になりがちです。
探し物に限らず、いろいろなものを見逃しているかもしれませんね。
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